【鮨 美寿思(東京・汐留)】私が大好きな寿司職人さんとの再会

寿司


訪問のきっかけ

鮨 美寿思 食べログページ

ゆとゆとです!

私が鮨巡りをする中で、もっとも多く握っていただいた職人さんがいます。
今回は、その職人さん―磯部将之さんが新たに立つカウンターを訪ねるため、東京汐留にある「鮨 美寿思(みすじ)」を訪問いたしました。

磯部さんは、かつて銀座の名店「鮨 おのでら 本店」で料理長を務めていた方で、私は20回以上指名をさせていただき、握っていただきました。
それ以来の久しぶりの再会に自然と胸が高鳴り、初めて訪れる汐留の高層ビルへ足を運びました。

アクセス・お店の雰囲気|鮨 美寿思とは

鮨 美寿思 食べログページ

「鮨 美寿思」は、汐留の複合商業施設「カレッタ汐留」の46階に店を構える寿司店です。
新橋駅から徒歩10分ほどの距離で、専用の展望エレベーターを利用して上階へと向かいます。
やや複雑な動線ではありますが、到着した瞬間に広がる高層階からの眺望と落ち着いた和空間が、その手間を一瞬で忘れさせてくれました。

店内は、木を基調とした明るい空間で、ランチタイムは自然光に包まれた心地よい雰囲気。
カウンター席に加えて、眺望の楽しめるテーブル個室や、専属職人が付くカウンター個室など、様々なシーンに対応した席構成が魅力です。

「20回以上指名した」大好きな職人さんとの再会

磯部さん(※写真は鮨 銀座 おのでらの時に撮影したものです)。いい顔してるでしょ笑

鮨 銀座 おのでら本店の食べログページ

今回、握ってくださったのは磯部将之さん。
「おのでら本店」時代から私にとって特別な存在であり、その技と人柄に惹かれ何度も通った方です。現在は「鮨 美寿思」にて職人としてカウンターに立っておられます。

当日は私と友人の2名で訪問。二人とも磯部さんとは面識があり、各々近況報告を交わしながらの和やかな食事となりました。
なかでも印象的だったのは、お盆に添えられたナプキンがハート型になっていたこと。磯部さんの“遊び心”とおもてなしの気持ちを感じる瞬間で、久しぶりながらも懐かしい安心感に包まれました。

ランチコース「夕凪握り」の内容と感動の一貫

湯葉と蟹とわさび

いか

本鮪赤身

車海老

この日はランチの「夕凪握りコース(7,700円税込)」をいただきました。

まずは、湯葉と蟹にわさびを添えたお椀から始まります。
その後、白身、鯵、いか、まぐろ赤身、カツオ、小肌、車海老、春子鯛、イサキ・ヒラメ(まとめて白身2貫)、ウニ軍艦、干瓢巻きといった全体で12貫ほどの寿司が提供されました。
さらに、赤だし、卵焼きもあります。最後はデザートで終わりです。

かまとろ 炙り

中でも忘れられないのは「かまとろの炙り」。
大トロよりも筋が細かく、淡いピンク色をした美しい一貫で、炙ることで余分な脂が落ちつつ、旨味だけが舌に残ります。
一口含んだ瞬間に脂の甘みがじんわりと広がり、「ああ、これだ」と心から感じる味でした。

シャリと握りの技|ふわっとほどける職人技

小肌

ヨコ井の與兵衛と磯部さん。

磯部さんの握りの魅力のひとつが、ふわっと空気を含むような柔らかいシャリにあります。
使用されている赤酢は、横井醸造の「与兵衛(よへえ)」という非常に希少なもの。しっかりと酸味を感じつつも、後味はすっきり。米一粒一粒が立ち、口の中でほろっとほどけていくその食感は、職人としての経験と技術のなせる技です。ちなみに美寿思のガリはこの赤酢でつけたガリです。

赤酢のガリ

まとめ|記憶に残る再会と、上質なひととき

かんぴょう巻き

カレッタ汐留46階からの景色(店内から撮ったものではありません)。

「鮨 美寿思」でのランチは、再会という個人的な想いだけでなく、
お店のロケーション・空間・技術すべてが整った贅沢な時間となりました。

カウンターで一人でも楽しめますし、テーブル席では高層階の夜景を眺めながら大切な人と過ごすのも素敵だと思います。
またひとつ、「誰かを連れて行きたくなる寿司店」が増えた、そんな印象です。

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