22ヶ月働いた派遣先を振り返る|薬剤師として学んだこと

薬剤師

22ヶ月働いた派遣先を振り返る|薬剤師として学んだこと

ゆとゆとです!

派遣薬剤師として、現在勤務中の派遣先との契約が終わることになりました。元々、2ヶ月間だけの予定が更新を重ねてなんと22ヶ月間働いておりました笑

ひとつの派遣先でここまで長く働いたのは、自分の中でも印象深い経験です。
働き始めた当初は戸惑うこともあり、繁忙期には体力的にきついと感じる日もありました。ですが、振り返ってみると、知識面・仕事への姿勢・人との関わり方まで、多くのことを学ばせてもらった22ヶ月でした。

今回は、実際に22ヶ月働いた派遣先を振り返りながら、派遣薬剤師として感じたリアルや、次の現場に活かしたいことをまとめます。

最初の印象|聞いていた環境と違い、戸惑いもあった

勤務初日は、期待と緊張が入り混じった状態で現場に向かいました。

事前に派遣会社の担当者から、ある程度の業務内容や使用している薬歴システムについて聞いていました。使用経験のある薬歴システムなら現場に入っても即戦力として動けますし、先方も薬歴の操作について指導の手間が省けます。今まで自分が使ったことのある薬歴システムの求人を選んでいました。

ところが、実際に現場へ行ってみると、聞いていた内容と少し違う部分があり、最初は戸惑いがありました。

特に薬歴システムは、日々の業務スピードに直結します。
入力方法や画面構成が変わるだけでも、慣れるまでは時間がかかります。

ただ、その一方で、職場のスタッフの皆さんはとても接しやすい印象でした。
初日から声をかけてくださったり、困っているときには自然にフォローしてくださったりと、人の温かさを感じたのを覚えています。

新しい環境では、システムやルール以上に「人」が安心材料になる。
これは改めて感じたことでした。

辛かったこと|忙しさと長期休暇シーズンの勤務

22ヶ月の中で、楽しいことばかりではありませんでした。

特に繁忙期はかなり忙しく、休憩時間を押してそのまま残業に入る日もありました。
これまで経験してきた現場の中でも、残業時間は一番多かったと思います。

処方箋枚数が増える時期は、調剤・鑑査・投薬が途切れず続き、気づけば一日が終わっているような感覚でした。体力的にも集中力的にも、決して楽ではありません。

また、その職場はほぼ年中無休だったため、世間が長期休暇ムードの時期でも勤務がありました。

ゴールデンウィーク、お盆、年末年始。
周りが休んでいる中で働くことに、少し寂しさを感じることもありました。

それでも、医療は生活に直結する仕事です。
薬局が開いていることで助かる患者さんがいる。そう思うことで、自分の役割を再確認していました。

成長したこと|小児用量と耳鼻科処方を改めて学べた

忙しい現場だからこそ、得られた学びもたくさんありました。

特に大きかったのは、小児の薬用量計算を実践的に学び直せたことです。

小児は年齢・体重によって用量が変わるため、大人と同じ感覚では対応できません。
処方内容を見ながら、年齢や体重と照らし合わせて適正かどうかを判断する力が求められます。

また、耳鼻科の処方についても改めて復習することができました。

花粉症、副鼻腔炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎など、耳鼻科領域は季節によっても処方傾向が変わります。日々の業務の中で繰り返し触れることで、知識がより実践的なものになりました。

教科書で覚える知識と、現場で使う知識は違う。
その差を埋める経験ができたと感じています。

人間関係|仕事以上のつながりができた

この22ヶ月で特に恵まれていたと感じるのが、人間関係です。

職場では患者さんがいない時間帯に仕事の話だけでなく、休日の過ごし方や趣味、日常のちょっとした出来事など、何気ない会話も自然とできる関係になれました。

忙しい現場ほど、職場の空気感は大切です。
ピリピリした雰囲気ではなく、声をかけ合いながら働ける環境だったことは、本当にありがたかったです。

また、スタッフの皆さんと食事に行く機会があったり、送別会を開いていただいたことも印象に残っています。

派遣という立場でありながら、ここまで温かく迎えてもらえたことに感謝しています。

派遣薬剤師のリアル|任される仕事と自分から動く姿勢

派遣薬剤師の業務は、現場によって役割が異なります。

この職場では、在庫管理や発注業務などの店舗運営よりも、調剤・鑑査・投薬がメインでした。いわゆる即戦力として、現場の中心業務を担う形です。

そのため、正確さとスピードの両立が求められます。

一方で、時間があるときには薬棚の充填や雑務など、自分にできることを進んで行うようにしていました。

「これは自分の仕事ではない」と線を引くのではなく、今この場で必要なことを考えて動く。派遣だからこそ、その姿勢は大切だと感じています。

学んだこと|働かせてもらう姿勢を忘れない

この職場で改めて強く感じたのは、仕事への向き合い方です。

与えられた仕事を一生懸命やること。
そして、与えられた仕事以外でも、自分にできることを見つけて動くこと。

これはどの職場でも共通して大切なことだと思います。

さらに、自分の中で改めて強くなった考えがあります。

「仕事を頂いて、働かせてもらい、お金をいただいている」

当たり前のようで、忙しくなると忘れがちな感覚です。
この気持ちを持っているかどうかで、働く姿勢は大きく変わると思います。

そしてもう一つ、やはり職場のスタッフとのコミュニケーションは欠かせません。

薬剤師の仕事は、一人で完結する仕事ではありません。
事務スタッフ、他の薬剤師、患者さん、医師。多くの人との連携の上に成り立っています。

知識や技術だけでなく、人との関わり方こそ現場では大切だと実感しました。

次の現場に活かしたいこと

この22ヶ月の経験を、次の職場でもしっかり活かしていきたいと思っています。

まず大切にしたいのは、再度言いますがスタッフとのコミュニケーションです。
新しい現場では、自分から挨拶し、自分から聞き、自分から関わる姿勢を忘れないようにしたいです。

そして、即戦力として期待される以上、期待通りではなく「期待以上」の働きを目指したいと思っています。

派遣という働き方は、環境が変わるたびにゼロからのスタートになります。
でも、そのたびに経験値は積み上がっていきます。

今回の22ヶ月は、ただ長く働いた期間ではなく、自分を一段成長させてくれた時間でした。

まとめ|22ヶ月の経験は、これからの土台になる

22ヶ月働いた派遣先には、感謝しかありません。

戸惑いから始まり、忙しさに追われ、学び、人に恵まれ、最後には大きな経験として自分の中に残りました。

派遣薬剤師は「一時的な働き方」と見られることもあります。
ですが、その現場ごとに得られる学びは確実にあります。

今回の経験を土台にして、次の現場でも誠実に、前向きに働いていきたいと思います。

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